足の裏やかかとがガサガサになることはありませんか?
見えない部分だけどある時になるところです。。。
今日は、どうして角質が硬くなるのか、そしてどのような役割を果たしているのかを見ていきたいと思います。
角質ってなに?
表皮は皮膚の外側にあって、0.2~0.3mm程度の厚みを持っています。
表皮のうち、その一番内側では活発に細胞分裂をして、徐々に細胞が外側に移動していく性質を持っています。
その一番外側は角質層(角質)と呼ばれているのですが、0.02~0.03㎜のきわめて薄い組織となっていて、ちょうど私たちが手で触れる皮膚の部分になっています。
特に、手のひらやかかとの裏などでは角質層(角質)は厚い状態になっていることはご存知ですよね。
角質は、ある程度の期間が経過すると表面からはがれ落ちていくというお肌のサイクルをもっています。
どうして角質があるの?
角質層はとっても薄いのですが、10層ものミルフィーユのような構造になっています。
ブロックのように並んだ角化細胞は、セラミドのような細胞間脂質によって繋がれていて、外部の刺激から内側の肌を保護する働きがあり、細胞間脂質によって体内の水分保つ役割もあります。
たとえ大気が乾燥していても、この角質層によって水分を失われないので、人の体はしっかりと守られているということです。
角質はどうして硬くなるの?
角質層と角質の主な機能は、水分を保つこと、外部刺激からの保護ですが、角質がうまく機能しなくなった場合は、うまく働かなくなってしまいます。
バリア機能が衰えてしまうと、ザラザラやカサカサとした肌触りになったり、硬い状態になったり、ひび割れを起こしてしまい痛みが伴うことがあります。
また、古い角質層が過剰に蓄積された場合、細菌が発生することで、におい、かゆみなどを引き起こすきっかけにもなります。
なので、硬化を未然に防げるようにケアをしておくことが大切になります。
乾燥と水分の不足がきっかけに。
角質が硬くなってしまう大きな原因は、乾燥による水分不足と言われていて、外気の乾燥や、加齢による皮脂分泌の減少の場合などがあります。
また、細胞間脂質の減少によって水分を保持する機能が低下してしまうことで乾燥してしまうケースもわりと見られます。
ケア方法は?
肌の乾燥を改善するのは適度な水分量を保持する必要があります。
セラミドを含む基礎化粧品などで細胞間脂質の補給などをするといいようです。
その後は、油分のあるクリームで水分が逃げないように蓋をすることを忘れずに。
加齢やストレスなどで、肌の再生能力が衰えてターンオーバーが遅くなったり正常に行われないことが影響することもあります。
この場合では、古い角質がはがれずに残ってしまって、角質層が厚くなることがあります。
特に足の裏が硬くなる原因は?
足の裏は歩くたびに大きく体重がかかってしまうので、物理的に角質に厚みが出てきやすい部分です。
「サンダルを裸足で直接履いている」
「クッション性能が低い履物を使っている」
などでは、影響を受けやすいようです。
このような刺激をいつも受けると、皮膚の内部を保護するために硬く厚いゴワゴワの角質を作り上げてしまいます。
夏の場合は特に足については気をつけておきたいところですね。
すべすべの素肌でいたい♡
足のおしゃれを楽しむためにも、しっかりとケアしておきたいですね♪